東京都昭島市 A邸 外壁屋根塗装工事 -その2-
下塗り
下塗りはとても大事です。
外壁の下塗りです。日本ペイント/アンダーフィーラー弾性エクセル
アップの写真です。ごめんなさい、やはり写真撮影が下手なようです。隅の部分に先に刷毛で塗りつけ、その後、中毛のウールローラーで広い面を塗ります。
下塗り(屋根)
屋根の下塗りは材料をグレードアップしました。
カラーベストの下塗りです。日本ペイント/一液浸透シーラー(エポキシシーラー)。
旧塗膜の劣化の仕方が良い(剥がれや膨れ等がない)ので、ラッカーシンナーを使った溶剤拭き検査の結果、強力溶剤のタイプが使えることが分かりました。よって、このシーラーを用いました。上塗り材の専用シーラーよりグレードが高い上、信頼性が増します。
下地調整
普通は下塗りの前ですが、ここで剥がれの吹き付け模様を再現しました。
外壁の既存吹き付けが剥がれている所があります。写真は下塗りを塗った後です。
元通りの模様にするため、吹付けタイルの主材で吹き付けました。恒和化学/ダイヤEタイル。その後、プラスティックローラーでヘッドカットしました。
中塗り
この時点で仕上がったように見えますがまだまだ。
隅や角の部分を先に刷毛で塗り、その後中毛ローラーで塗ります。日本ペイント/オーデフレッシュU100。一液水性反応硬化形ウレタン樹脂塗料。
中塗り(屋根)
乾きが早いので慎重に塗ります。
棟板(合羽),水切り,唐草など全てのトタン,金属,非鉄金属に先に錆止め塗装をしてあります。エスケー化研/エポサビマイルド。一液特殊エポキシ変性樹脂系さび止め塗料。
中塗りは乾燥が早いため、ダメ込みとローラーは並行して塗ります(ダメ込みだけを先行すると、ローラーとの段差ができやすい)。日本ペイント/水性シリコンベスト。一液水性シリコン系屋根用塗料。
上塗り
中塗りと上塗りは無希釈。材料の持つ最高レベルを出させます。
仕上材の2回目です。中塗り同様、隅部分は刷毛塗りし、広い面は中毛ウールローラーを使用しています。
日本ペイント/オーデフレッシュU100。一液反応硬化形ウレタン樹脂塗料。
上塗り(屋根)
塗装して雨漏りしたら・・・えらいこっちゃ!では済まされません。重なり部分の縁切りをします。
中塗り同様、隅部分を刷毛塗りし、すぐに広い面をローラー塗りしました。
日本ペイント/水性シリコンベスト。
縁切り。カラーベストの重なり部分にたまった塗料。カッター,皮スキを用い切ります。雨水の流入を防ぐためです。
完成
この住宅は良い(?)劣化の仕方をしていました。クラック(ひび割れ)が見あたらなかったのです。下塗り前にクラック補修をする必要がありませんでした。
30坪の住宅の外壁塗装と屋根の塗装で、680,000円でした。