不幸な動物たちを少しでも何とかしたい

今に始まった訳ではない。ペットブームが来るたびに多くの生き物が輸入、繁殖され社会にでる。そして飼い主の都合や勝手により捨てられていく命。命だけならまだましか?言葉にできないほど劣悪な状況下で閉じ込められ、苦痛を伴い、そして息絶えていく何も理解できない子たち。

実情を知って考えざるを得ないことになった。思考がそっちを向いてしまうのである。

頭に浮かんだ事柄を書き述べる。基本はこれ以上不幸な動物を増やさないことである。飼い主の事情がそうさせることがほとんどであろう。根絶は無理としても可能な限りできないものか?

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以下は提言である。

ブリーダー(繁殖屋)について

すべては販売店(ペットショップ)のモラルにかかる。ブリーダーは国による許認可制を導入すべきである。飼育環境(衛生面や1頭あたりの敷地面積)などに加え、動物の生態や病気、繁殖方法などの知識レベルをはかる資格試験の導入。許認可を受けた者は定期的な立ち入り検査を受ける。

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マニフェスト(生涯母子手帳)の導入

販売店は許認可を受けた業者との契約書、納品書の他、一括管理のためのマニフェストを作成し販売時の必須添付書類とする。マニフェストは市町村への登録や予防接種の日時、回数、種類と獣医師の捺印+カルテを兼ねる。1枚のマニフェストは飼い主が管理(飼い主免許)し国(管轄団体)から請求があった場合、速やかに開示する義務を負う。飼い主になる為のハードルを上げるといった意味も含む。

いずれにせよ国が動かなければ何もできない。都道府県レベルでは無理である。

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※マニフェストとは:わかりやすく言えば車の車検証であり整備記録。産業廃棄物で言えば、ゴミの発生場所を明記した排出者(業者)~運搬者~受入先(業者)~中間処理をした者(業者)~運搬者~それを受け入れた者(業者)~最終処分をした者(業者)を、1枚の紙にそれぞれの署名、捺印が押され最後に排出業者に届く。そしてそれを保管する。